週末散歩日記


抜けるような青空に吹き抜ける爽やかな風。
まるで初夏のような天気に背中を押されて珍しく昼前に始動。
購入以来一度も着てなかったPLAYのTシャツにカーディガンをはおり出発。
まずは土曜日までの竹尾ペーパーショー。スパイラル
http://d.hatena.ne.jp/simplife/20040406#p2



先週の閑散さが信じられないくらいの大盛況。


毎年驚異的な集客力を誇る竹尾のペーパーショー。今年も例年同様、いやそれ以上の人の入りで、
奥に進むには人の波をかき分けていかなければならないほどの大盛況。
数多くのデザイナー、建築家が出展するなかで、眼を引いたのは原研哉による「加湿器」。
撥水およびエンボス加工をした一枚の紙の上にスポイトで水をたらすと水滴が球状になるので、
表面積が最大化され揮発性が高まる、という理屈はもちろんのこと、
そのかわいらしい外見と、紙の上にスポイトで水をたらすという行為がすごく楽しげで良い。


そのほか、アイデアでは深澤さんの果物の皮、坂茂の携帯屋根なんかが面白い。
ちなみに、3Fで開催されていた「FILING」はあまりの混雑振りにサクサク見て終了。
(まともに並んでたら全部見るのに1時間くらいかかる予感がしたので……。)


1Fの物販会場は書籍類をのぞいてほぼ売り切れ。
みんな紙好きなんだなぁ。


原宿までとぼとぼ歩いて山手線で新宿→埼京線で赤羽→京浜東北線北浦和(遠い…)。


初めて降り立った北浦和駅は思いのほかのどかで、乗車時間が長かったことも手伝って、
なんだかとても旅行気分でいい気分。
駅前のベンチで一服しているとおじいちゃんがやってきて
明日の皐月賞の予想とか巨人の不甲斐なさとか奥さんの味噌汁の美味さとかを機関銃のように
まくし立てられる。あ、コスモサンビーム来なかったね、じいちゃん。



緩やかな午後の日が差し込む公園を抜け、埼玉県立近代美術館へ。
45歳以下の建築家45人展(http://d.hatena.ne.jp/simplife/20040324#p1)。


展示内容はプレゼンボードとスタディ模型、映像等々。以下、特に気になったものをいくつか。


・アトリエワンのGae House。住みやすそう。
・篠原聡子の考えるファサード
坂茂の素材への探求、青木淳のパターンへの探求。
千葉学の黒い家に設えられた階段と手すりの構成。隙のない完全なる美しさ。
・手塚夫妻のキョロロ。外観ばかり見てましたが、本当にすごいのは中からの眺めでした。
みかんぐみ。頭からあの音楽が離れません……。


と、こんな感じ。会期終了までの毎週日曜日には出展建築家によるトークセッションもあるようです。
ゴールデンウイークに建築を巡る小旅行、いかがですか?


その後高校時代の友人と家でファミコンとか愚痴とか&下北までチャリで赴き買い物。
仕事終わりのえぐっちゃんをピックアップするも終電ギリでご飯食べれず(いろいろすいません)。
最後の最後でいまいち段取りの悪い土曜日でありました。


おつかれさまでした!