Googleのバックステージ・カンファレンス
→http://japanese.engadget.com/2006/01/08/google-conference/
正直今回のCESでのGoogleは、あまり驚くべきポイントがなかったかな、なんて思ってます。で、Jason Calacanis氏のこの見解。
Googleが「Adsenseのリーチを広げる手段として」遠からずLinuxをベースにした独自のデスクトップOSを公開、プリインストール出荷できるようにPCメーカーに無償で提供するというもの。単に無償というだけに留まらず、Google OS搭載PCから得られたAdsense収入の10%をPCメーカーに提供する契約を考えれば、DellやCompaqにとっては薄利のPCを販売した後に継続的収入が保証される非常に魅力的な条件になるはずだ、
という考えにはぼくもものすごく同意するところで、だいたい同じようなところを根拠にして、GoogleOSは出るに違いないと考えている人間のひとりだったりします。かつ、
Google Packにプロダクティビティ・ソフトウェア(オフィスとか)が含まれていないのはなぜかという質問について、ラリー・ページの答えは「OpenOfficeのようなソフトはたくさんあるが、(Google Packを)シンプルに、ちゃんと動くようにすることに集中したかった。(オフィス系ソフトは)まずわれわれでデバッグもせずに追加していいようなものではないと判断した」。
これも一般的なGoogleユーザーであればものすごく気になるところで、ほとんど新規にインストールするものがないPackでは意味がなくて、当然OpenOfficeとかSunのStarSuiteとかを入れ込んでくるかと読んでいたのですが、今のままでは既存ユーザーに対するロイヤリティは、自動アップデート(まあ、それもほとんどのアプリケーションが搭載しているものですが……)くらいしかないわけで……。
既存のパッケージソフトからウェブアプリケーションへの移行、なんてことを夢見ていただけに肩透かしを食らった感じでございます。まあ、どちらもGoogleのやることですからこのまま終わるとは思えないのですが。大いなる期待をこめて不平不満というかなんというか。