とらやを包むもの


とらやの羊羹はずっしりと重くて、毎日食べたいとは思いませんが、たまに食べるとやっぱりおいしくて、伝統とか歴史とか、そういうのも大切だな、と。


今日食べたのはこれ。黒砂糖は初めてだったのですが、美味。


で、ひとつ気になったのは、羊羹を包む銀の包装紙を包む白い包装紙に書いてあった一文。



何となくですが「ラップ」という言葉がここに登場してしまうのが悲しくてなりません。現代日本の家庭において、羊羹の切り口が乾燥してしまうことを防げるのはラップくらいしかないのは理解しているのですが、美しい日本語の言い回しにラップという表現がどうしてもそぐわないように思うのです。


日本の科学者の皆様、ラップを越える「とらやの羊羹を包む何か」を開発していただけると幸いです。