ダイレクトレスポンス型マーケティングの方向性


GoogleとDoubleClickならまだしも、MSとAtlasと言われると、オンライン系マーケターの方々は「あまり期待しないほうが良いんじゃないか」なんて思ってしまうかもしれないですが。

マイクロソフトが食料雑貨店のショッピングカートに広告を配信する試験を開始したという。ショッピングカートの位置と購買履歴に基づいて適切な広告やクーポンを配信する。例えば、飲料売場の近くにいて過去にコカコーラを買ったことがある客にはコカコーラゼロを案内する。ショッピングカートには店舗のロイヤルティカードの読取装置が付属しており、客の購買履歴はそこから取得する。アトラスのクッキーとひもづけることにより、オンラインの広告接触履歴とオフラインの購買行動の関係を分析できるかもしれないという。


インターネット広告のひみつ - ブログ: マイクロソフト、スーパーにも広告配信
http://www.netadreport.com/blog/2008/01/blog-post_6569.html


オフラインとオンラインの購買履歴(に限らず本来は生活行動履歴、つまり「ライフログ」まで)データをマイニングして最適なサジェスチョンを行えるというソリューションは非常に興味深く実用的で、今後成長が見込めるスキームだと考えています。


デジタルサイネージをはじめ、街中にあるあらゆるものがネットワークのひとつのノードになる可能性を秘めているこの2008年現在、単純なユーザーベースのトラッキング&アナライズ&ターゲティングにとどまらず、訴求すべき対象物にもその分析ロジックを導入して、ユーザー分析だけではない、マーケティング対象物の分析だけではない、もっともっとすごいことができるんじゃないかと、日々妄想しております。


RFIDもっと勉強しないとな。