1973年のピンボール


なんだか春樹ブログみたいになっておりますが。


1973年のピンボール (講談社文庫)

1973年のピンボール (講談社文庫)


2冊目を読んでみて分かったのは、いかに1冊目を読んだ時の精神状態が「力んで」いたか。良くも悪くも「慣れて」きたので楽しめました。そう、29年間に渡りいろいろな人から語られてきた「僕」が少しずつ、少しずつ、おぼろげながら見えてきました。

多かれ少なかれ、誰もが自分のシステムに従って生き始めていた。それが僕のと違いすぎると腹が立つし、似すぎていると悲しくなる。それだけのことだ。


我侭だなあ。「僕」もぼくも。ふう。