アメーバピグはすごいよ


弊社からリリースされた、アメーバピグ、驚くほど良くできています。中毒状態になる大の大人続出。びびりました。で、プロジェクトメンバーへの敬意を表しつつ、何が良いのかを考えてみたいと思います。



我が家です。

  • グラフィック
    • 一部MMORPGのような超・ハイクオリティな3Dがグリグリ動く、ということはないですが、グラフィックに関しては、論理的に詰められるかどうかは別として「かわいさの最大公約数」を実現していると思います。まさに老若男女に受け入れられるルックス、アクション。
    • よくよく見ていると意図的かどうかは別として「オマージュ」の嵐で、アバターWiiの「Mii」に似ていたり、部屋はPostpetだったり、ローディングのビジュアル(白抜きのアバターが走ってるやつ)はGroovisions作、Rip Slymeの「STEPPER'S DELIGHT」だったりしますが、うまく吸収して昇華しているな、と。
  • サービス
    • 何よりもまず、FlashベースのWEBサービスなのに、それなりにサクサク動くし、ストレスをあまり感じないのは素晴らしいです。CAのエンジニア、優秀なんだな、と。素敵。さりげなくメッセンジャーまで乗っていて本当にびっくりしました。
    • 30人ずつしか入れない「街」は適度に飢餓感を煽ります。「もっと上限人数を上げてください」という意見というか苦情が殺到していると思いますが、1時間くらいトライしまくっていると運良く入れたりして、その時の達成感は得も言われぬものがあります。暇人でマゾ的な意見ですが。
    • また、このストレスは別の方法で担保されていて、それは「各人の部屋」です。ある程度「ピグとも」がたまった後であれば、無理に街に行かなくてもそれぞれの部屋で楽しめます。
  • その他
    • Amebaというサービス全体を考えてみても、ブログへの容易な遷移がユーザー同士のコミュニケーションを容易に深くさせる可能性を持っており、「ブログメディア」としてのAmebaはより強化されるものと思われます。
    • あとは既存サービスの整理が必要かと。プレゼントとかプーペとか。
    • アメゴールドの流通総量が確実に増えるのはもちろんですが、使われなくてやっかいなポイント引当金が減って嬉しくなりそうです。なかなか使い途がなかったのですが、椅子とか服とか買っているとあっという間に100アメゴールドとかすっ飛びます。
    • 広告展開、たくさんできそうです。しかもユーザーが嫌がる広告ではなく、喜んで受け入れる広告が。これはすごいことです。もちろん、ある程度ブランドを選んでしまうとは思いますが。
    • そもそもセカンドライフみたいな「ゼロベース立ち上げ」ではなく、400万人以上の会員を持つAmebaがローンチさせたことに意味がありますね。
  • せっかくなので、惜しいところ(全部追加開発タスクに入ってると思う)
    • グラフィックがかわいいので、スナップショット機能があると良いと思います。もちろんアメブロであれば簡単に貼れるような機能と共に。
    • 「ファッション」の買い物するとき、試着したいな−。
    • 別ウインドウ、別タブで開きっぱなしみたいなことも多いと思うので、見ていないところで話しかけられたときなど、アラートがあるといいと思います。
    • デスクトップガジェットへの展開が容易だと思います。やるべきじゃないかと。


ともあれ、今後の発展が最も楽しみなサービスのひとつになりました。「仮想世界マーケティング」の最右翼に、なれるかしら。がんばってください。がんばります。