美談というものは、得てしてあとからやってくる


会社から帰って家についてTVをつける。SASUKEメインでザッピングしてたら、報道ステーションイチローが義田さんと対談してた。期待して見てたらすごい話が出てきた。






普段はユニフォームのパンツの裾をだらっとスパイクにかかるくらいまで長くしたスタイル(個人的には全くかっこいいと思わないけど)でプレーする選手たちが、イチローのスタイル、つまりはストッキングをきちっとふくらはぎの上まで上げるスタイルに合わせ、不振を極めるイチローに無言のエールを送っていたという話。若手の片岡はもちろん、最年長稲葉までもがその「エール」に参加。


天才だし、世界一だし、そんな「英雄」がもがき苦しんでいたとしても、救いの手をさしのべる事なんてできるはずもなく、そもそもさしのべた手が救いになるかも分からないわけで、そういう状況から考えて、ただただ祈る、ただただ心をひとつにするというその心意気にぐっと来ました。野球はチームプレーだし、野球は技術だけでやるものじゃないです。


あと、決勝の10回、決勝打を打って2塁に着いたイチローが「ベンチを見てしまうと感情的になってしまうと思って見られなかった」と話したのも印象的だった。分かる分かる。その気持ち。サヨナラ打だったら号泣できたのに、表の攻撃だったのはちょっと不運だったかもしれません。「メークドラマ」的な意味においては。


ともあれ、良いチームだったな、侍ジャパン。日本の野球に幸あれ。


追記。動画があった。消されちゃいそうだけど。




何度でも泣ける。