TVとWEBの理想的なエコサイクル


TV局はもっと上手にWEBを活用できるのにな、とふと思った。昨日書いたのイチローのインタビューが素晴らしかったから、かもしれない。ただしこれは低下の一途を辿っている(ように感じられる)コンテンツ制作能力が担保できていれば、のお話し。



WEBには「見終わったコンテンツをより楽しむ為のコンテンツ」と「これから見るコンテンツがより楽しくなる為のコンテンツ」を用意して、それをちゃんと告知して誘導しましょう、ということです。


こういうことを意識してやってるTV局って、どれくらいあるんだろう。必要だって言う意識はきっとあって、どの番組にもPC/Mobileのサイトはあるし、番組内でテロップが出ることも珍しくないけど、本気で「誘導しよう、そして活用しよう」という想いが伝わってきたことは、ない。ダイレクトレスポンスのマーケティングをしたことがある人間であれば、想定通りに誘導するのがどれくらい難しいのか、そしてあの程度で誘導がうまくいかないことはすぐに分かるはず。


一方で、テレビ番組のタイトルや放送された内容というのはものすごい勢いでYahoo!Googleで検索されることが経験上分かっていて(Googleの「急上昇ワード」のやつをみてても分かる)、だからこそTV局は最もWEBを活用すべき業種のひとつなのに、もったいないなあ、と思う。TV局のWEBはあくまでTVのコンテンツを楽しむ為に、と割り切って、例えば「WEBで収益を上げよう」なんて考えなければ戦略はシンプルになるはずなのにな、と。


SiteCatalystとかアドネットワークとかも大事なんですが、もう少し大きな話がしたい今日この頃です。