PD(プロダクトデザイン)の思想展2

http://www.ozone.co.jp/WebX?13@98.o4Q4aB9jz2w.3@.312d3829


2004年9月2日〜9月21日、リビングデザインセンターOZONE

本展は、2002年に開催した「PDの思想展」の第二弾です。歴史的なプロダクトデザインを展覧会と書物の両方で検証します。
製品の時代的な背景を、食器からバイクまで幅広く20項目を紹介します。日本の高度経済成長の象徴のようなデザインから、新しいデザインまで、クラフトに近いものから、建築から飛びだしたプロダクトデザインまで多岐に渡り、それぞれが革新的なモデルばかりです。生産し、消費され、役目が終われば記憶からも遠ざかりますが、純粋にデザインとして紐解いてみれば、それは時代の文化的な断面であり、心理的な投影でもあります。一個のデザインを探索し、その意義を考えること、それが「PDの思想展」の目的です。


展示内容(深澤さんの「WithoutThought」とか喜多さんの液晶テレビとか)を見てみると必ずしも「歴史的なプロダクトデザイン」だとは思わないのと、キュレーターが「生産し、消費され、役目が終われば記憶からも遠ざかりますが」とあっさり述べてしまっている点が大いに気になります。だったら展覧会タイトルも「消費されるプロダクトデザイン」みたいにして欲しいところ。まったくもって本意ではないけれど。