Google、タイムマシンに。

米グーグルは2006年9月6日(米国時間)、過去のニュース記事の検索ができる「Google News Archive Search」を開始した。「Google News」で検索できるのは過去30日間のニュースに限られるのに対して、News Archive Searchでは、最も古いもので200年前の記事が検索できるという。日本語でのサービス提供時期は未定だ。


Googleで過去200年間のニュース検索が可能に:ITpro


20年間ならまだしも、200年間とは……。当たり前のことですがその当時はインターネットもなければテキストマイニングなんていう概念も(多分)存在していなかったはずなのに、そんな情報がインデクスされサーチできるというのは、もはや「さすがGoogle」以外の形容詞が見当たりません。


少し前のエントリでも書きましたが、雑誌を買わなくなったのは検索という情報収集においての非常に重要なフェーズが不可能なためであり、それと同様古い文献を図書館で漁って、該当部分を探し出すという、考えるだけで途方にくれてしまうような作業がおそらくなくなるというのは、いろいろな人にとってハッピーな結果を導きそうです。想像するよりもずっと多くの人にとって。


「AISASの法則」というのがありますが、AttentionからInterestが生まれたとしても、SearchできなければActionもなければ当然Shareもないわけで、この「Interst→Search→Action」の一連の流れをもっともスムースにできる企業が、つまるところNo.1の検索エンジンベンダーなのだな、と。そしてその企業は現状であればGoogleなのかもしれないな、と。


世界中のあらゆる情報がGoogleで検索可能に。
そんな未来はそんなに遠くないのかもしれませんね。