テレビとブログの信頼性とか、そういう話（soulwardenさんのコメントに対する返信として）
soulwardenさん、ご多忙の折、コメント頂きありがとうございます！
ちなみに、soulwardenさん以外の方にご案内をしておきますと、ぶつ切りではないコメントの全文及びこの議論の流れはこちらからご覧いただけます。
えぇと、テレビ屋として思うことは「そんなもの」と言われ「残念だな」の一言です。
テレビの信頼性を担保するために、考査部隊が頑張っているのですが・・・
考査部隊の存在、そしてその頑張りというのは論点ではありません。
もちろんその「部隊」の皆様がいなければテレビが無秩序な状態に
なる（かもしれない）のは理解しています。
未だ活字や電波になったことに無条件の信頼を置く層もたくさんいるわけで、「そんなもの」として片付けるわけにはいかない責任と信頼をテレビ局は抱えています。
それを少しでも裏切りでもしたら某ＴＢＳの大クレーム大会のような事態になるわけで。
そうですね。インターネット、特にCGMに比べて信頼度が高いのは現時点でのテレビの特徴ですね。これは異論ありません。
もちろん、それで万全の体制が取れるわけじゃあないです。
テレビ局もたくさんの過ちをたくさんしてきました。
（最近じゃあ白インゲンとか・・・）
「そのようなこと」をするから「そんなもの」となってしまうのです。
だから、極力信頼性を失わせることのないように現場は頑張っています。
はい！ 頑張りが消費者にも見えるくらいの頑張りを期待しています！
「責任と信頼を抱え」ざるを得ないメディアとして。
翻ってブログはそこまで浄化作用があるでしょうか？
「コメント・トラバ」はプレイヤーが数限りなく変わる中、どこまで役立つでしょうか？
例えば、最近僕のブログは、薬事法違反のブログからのスパムトラバが来ます。
それに対してトラバやコメントが何か役に立つかといえば、何も出来ません。
「そんなもの」と僕は放置すればすむのですが、それでも騙される人は騙されるのです。そこまでみんなリテラシーありません。（よく言われる1/100の1/100です）
ブログにおける責任追及とスパムは全くの別問題です。現時点においてスパムに関しては単純に「削除すればいい」と思いますし、テクノロジーの進化によって排除されていくものだと考えています。
ただ、スパムにより「騙される」という表現はどういうケースを想定されているのか良くわかりません。薬事法違反のブログからTBが行われ、soulwardenさんのブログにそのブログへのリンクが張られて、薬事法違反なのにも関わらず商品を買ってしまい、何らかの不利益を被るという「騙され」方でしょうか。ただ、それは既にブログであるかどうかの問題ではないですよね。
ちなみに、「1/100の1/100」ってなんでしょうか……。無知で申し訳ないです（ご存知の方がいらっしゃいましたら教えていただけると幸いです）。
言われるような「自己責任」は、同時に「自己責任」とれない人は使うなということになります。でも、そんな態度で受けて全員が読んでいるでしょうか？
自己責任じゃなければ誰が責任を取ってくれるんでしょうか……。
確認ですが、今はブログについての議論ですよね？ 例えばテレビが1つのチャンネルしかなくて、その放送局が誤った情報を流しまくった、みたいなケースではありませんよね？
繰り返しになりますが、ブログを読むも読まないも自由なわけです。別に読むことが義務でないメディアに対して責任追及をする、というのはちょっと微妙だな、と（もちろんブロガー本人が積極的に法令違反行為に関与している等の場合は別です。それは問題外です）。
＞「裏切られた」読者はブロガーに対して公の場において説明を求めることが可能
ですが広告表示されないと「裏切られたこと」にすら気付かないのです。
だって「そんな態度」で情報を受けていないから。
これも繰り返しになりますが、広告なのに広告表示をしない＝裏切るという式はどこから導かれているのでしょうか。広告も情報のひとつであり、受領する主体にとってその情報が有益か無益かによって「裏切る」「裏切らない」が決まるのではないでしょうか。そして、裏切られていないのであれば何が問題なのでしょうか。
言いたいことの半分も言えていませんが、（紐付きから起こる主従の逆転とか）長くなりそうなので最後に一つ。
こういう議論の仕方は「なし」だと思います。
まあ、「そういうもの」として考えるしかないのですが。
このテーマに関心のない方にはノイズになったかもしれません。申し訳ないです。ただ、他メディアとインターネットメディアの特長とか相違点とか、そのあたりはメディアを扱うものとしては真剣に考えなければいけないな、と考えいろいろと書かせていただきました。
以上です。
