Google、検索結果に動画広告を。

ついに。そしてそれは「50文字弱での訴求戦争」に終わりを告げさせるのか。Marissa Mayer氏（サーチのVP）曰く、

she said text ads are not as effective on pages with search results that include images and video. The eyes of users automatically gravitate to the images more than the text, she said. Now that Google’s main search results pages include more images, video links and other elements, it is more appropriate, she argued, to have corresponding advertising formats.

Google Tests Video Ads on Search Results Pages - Bits - Technology - New York Times Blog
http://bits.blogs.nytimes.com/2008/02/14/google-tests-video-ads-on-search-results-pages/index.html?ref=technology

ユニバーサルサーチの導入がじわじわと始まっていて、Adスペースではない通常の検索結果にYouTubeやらGoogleMapやらがどしどし出るようになっている現在、広告のみがテキストに拘泥する必要はない、そりゃそうだ。

そうなると、もはやトラディショナルとなりつつある現在の「逆L型」のAdスペースもみなおされるのかな。より広告とオーガニックの結果が入り乱れる検索結果になるのかも。

個人的にはこれは好ましい方向性だと考えていて、Google、そしてGoogleの利用者にとっては、アルゴリズムによって導き出され上位に掲出されているページが必ずしもマッチングの度合いが高いとはいえない場合も数多く存在し、そういうクエリに対してAdがフォローを行えるようなサイクルになると、Googleの検索結果はその完成度をより上げることができると思うのです。

そもそも情報という概念の前では、広告/非広告の区別など何の意味もないわけで、マッチングの度合いが高ければそれでいいのです。きっと。きれいな成長モデルだなあ、これ。儲かるし。