読売新聞


朝から良いサイトに出会った。これ、だいぶ前からあったのかな。


読売新聞
http://rikunabi2010.yahoo.co.jp/RN/KDBG/89/0230489045/DETAILA/I001/


写真とコピーと音楽。それだけ。なのにこんなに美しく胸を打つ。

新聞。それは広大な世界の一日を、奇跡的に圧縮したもの。


昨日、ガッツポーズがありました。
昨日、たたかいがありました。
昨日、こぼれた涙がありました。
昨日、まぶしい笑顔がありました。
昨日、いのちが頑張っていました。


わたしはそれを見ました。伝えなければ。突き動かされる胸。
記すことで、あなたに知ってもらうことで、
これからまたはじまる今日が変わるんじゃないか。
新しい未来をつくるんじゃないか。


世界を思うハートを求めます。
読売新聞

まず、一人のインターネットユーザーとしてとてもとても感動しました。頑張れ新聞社。


従来こういう企業広告(これは求人だけど)って、新聞15段に全面1枚の写真置いて、その上にコピーを載せて、と言う風に展開していたんだろうけど、今やリクナビなしに就活が成り立たない時代。WEBでの展開も重要なんだな、と改めて感じさせられます。


で、1個だけ。個人的には、クライアントに対してクリエイティブを提案する時に気をつけている事があって、それは「そのクリエイティブはそのクライアント以外で成立し得ないか、し得たとしてもそのクライアントが表現することに"最も"意味があるか」という事。このサイトの場合、メインのコンテンツである写真とコピーのコンポジションは、カメラメーカーやフィルムメーカーが展開していても十分「訴求になる」と思うし、もしかしたらその方が「意味がある」かも知れないな、と思う。そう考えると、新聞が持っている魅力というか意義というか、そういうコアな部分をもう少し引き出すことができたんじゃないかな、と思う。


要素は詰め込めば詰め込むほどシンプルな美しさ・強さから遠ざかる。意味論的アプローチとのせめぎ合いの中で、商業クリエイターは今日も苦しむ、と。他人事のようですが、今まさに苦しんでいるので。さて、頑張ろう。