D&DEPARTMENT PROJECT 2003 USED G MARK EXHIBITION

http://www.d-a-m.co.jp/depart/usedG/
(→http://d.hatena.ne.jp/simplife/20031112#p1



ご飯もうまい。金曜土曜は遅くまでオープンしてます。


冷たい風の吹きすさぶ中、降り立ったのは九品仏
駅前から一筋に延びる緩い上り坂を軽やかに歩けば環八はもうすぐそこ。
豪華飯店なんていう品のない名の中華料理屋からぞろぞろと出てくる
きらびやかな衣装に身を包んだ豚さんたちを横目に安息の地へ。


ナガオカ氏のトークショー(セッション?)、参加したかったんですが、
あいにく予約受付終了。ショップの方の話ではかなり盛り上がったそうで、残念でした。
(余談ですが、対応してくれたスタッフの方、めっちゃいい人。また行きますね。)
それはさておき、「USED G MARK EXHIBITION」。


「展示」という言葉が似合わないほど無造作に並べられた歴代のグッドデザイン賞
受賞プロダクトの数々。そのどれもが時が経った今見ても古びない洗練されたデザインであることを見ると
この賞の持つ意味はまだまだ捨てたもんじゃないのかな、と改めて認識。
その反面、こうしたデザインの多くが廃番になっていることを考えると、
この国(そして国民、企業)のデザインリテラシーの低さは深刻なレベルなんだなと
ひとり勝手に危機感を覚えてしまう。


先日の「how to make design museum」の大きなテーマのひとつもこの点で、
こういうイベントやらにやってくる人間というのは基本的にデザインが好きだったり
興味があったりするわけで、そういう場で議論をしている限りにおいては、
「何だ、日本人デザイン分かるし、好きなんじゃん」、てなことになるけど、
冷静に世間一般大衆に目を向けると、そういうものを意識している人は
(昔よりはだいぶ増えたとは思うけど)実はあまり多くはないということ。


デザイナーの努力はもちろん必要なんだけど、それと同時に消費者であるわれわれが
もう少し意識してさまざまなモノを選んでいかない限り、
現れては消えていくアイドルと同じように、
優秀なデザインも使い捨てになってしまう気がしてならない。


激安ショップもいいですが、それ、来年も使えます?