東京大学建築学科卒業設計公開講評会

http://kingo.arch.t.u-tokyo.ac.jp/diploma/dip2003/openjury.html



安田講堂にて。


行ってまいりました。久々(5年ぶりくらい)の東大。
過ぎ去ってしまったイベントの紹介をしても仕方ないんですが、一応。

□名称:東京大学建築学科卒業設計公開講評会
□主催:東京大学工学部建築学
□会場:東京大学 安田講堂 (東京都文京区本郷7-3-1)
□日時:平成16年2月21日(土) 14:00-17:00
□参加費用:無料
□ゲストクリティーク:阿部仁史、安藤忠雄五十嵐太郎石山修武曽我部昌史塚本由晴(敬称略・順不同)
□定員:1200名(定員になり次第締切らせて頂きます)
□問い合わせ先:東京大学建築学科難波研究室   higashibata@arch.t.u-tokyo.ac.jp


客層はどんなもんかいな、と楽しみに行ったら、9割くらいが建築学生でした。おそらく。
ちなみにゲストクリティークのうち、安藤先生がご自身のコンペのインタビュー取材のため
(教え子を放って)欠席。石山先生とどんなバトルになるか楽しみだったんですが、むう。仕方ない。


卒計&プレゼンに関しては、まあ、あらゆる意味で学生らしかったです。
東大の建築ってもうちょいできるかと、すごいかと思ってたのに、という感じ。
とても残念だったのは都市計画的設計が多すぎて、建築そのものの構造に関する話が
とても少なかった点。最後に発表した男の子は「プログラムに関しては話しません」と明言してたし。
いいのか、それで?
石山先生がおっしゃっていたの通り、多分にお役所的視点を感じました。
コンセプトワークに全てをかけている感じで、他人が見出せていない斬新な
(と学生さん本人が信じ込んでいる)コンセプトを考え付いた時点で、はい、終わり。
建築はコンセプトありきだ、という感じで。お利巧なのはもう分かってるから、
もうちょっと頑張って、コンセプトとデザインを高いレベルで融合する努力を
して欲しかったなあ、と、そんな感じでした。