多いか少ないかは相対的なものでしかない


人によって受け取り方が違いそうな数字がたくさん。総務省の「通信利用動向調査」。

ビジネスブログSNSを開設している企業は全体で4.4%と、20社に1社近くが開設しており、“利用者参加”が可能な消費者発信型メディアを企業活動に利用する動きが顕在化していることがわかった。なお、2000人以上の従業者規模企業では9.9%となり、10社に1社が開設していることになる。


ブログやSNSを開設している企業は全体の4.4%--総務省調べ - CNET Japan
http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20349579,00.htm


消費者の接触態度に天と地ほどの差があるブログとSNSを一緒くたにされるとしんどいのですが、それでも全体で5%弱という数字は「増えたなあ」という実感。メンテナンスやパトロールの実態が知りたいところです。大変だろうなあ……。

ネットを利用した広告は全体で27.9%と、約3割の企業が実施している。また、従業者規模が大きいほど実施割合が高く「2000人以上」の企業では47.3%と約半数となる。実施した広告の種類では、個々の消費者のニーズにターゲットを絞ることのできる「検索連動型」が42.0%と最も多く、「電子メール(メールマガジンも含む)」(39.2%)、「専門ポータルサイト(20.0%)」と続いている。


全体の3割というところは割りとどうでもいいものの、「2000人以上」のセグメントが割と気になりますね。SNSもしくはビジネスブログの開設割合が10%で、ネット広告出稿率が50パーセント。重複率から考えるに、ウェブを利用したコミュニティマーケティングの市場はまだ伸びる余地がありそうです。