コミュニケーションをデザインするための本 (電通選書)


あったりー。


コミュニケーションをデザインするための本 (電通選書)

コミュニケーションをデザインするための本 (電通選書)


豊富な事例を元に、メディアニュートラルなコミュニケーションデザインの手法を解説した本。少なくともWEBの業界にいる人間は知っているケースばかりだし(知らないとまずい)、プランナーの頭の中を覗けるという意味で貴重な一冊。丁寧な語り口と言うわけではないし、かといって砕けているわけでもないのですが、とても読みやすい文体なので、さっくり読めます。おそらく9月の読書の中で一番のオススメ。


思ったことは、

  • 日常的にすべてのメディアを扱える環境を作り出さないと、そもそも全メディアを自由に飛び回るようなメディアプランニング、コミュニケーションデザインをできるようになるのは困難であること。そういう意味で「ネット専業」が目指すコミュニケーションデザイン強化の方向性は、
    • 4マスを扱える代理店と提携するなり買収するなりして、取り急ぎ口座と、プランニングノウハウを取り込む。
    • 従来(この書籍で語られていることも含め)型のコミュニケーションデザインとは違う、WEBならではのプランニングロジックを早急に開発、実績を残し、デファクトに持っていく。


と、なるんではないかと。


ともあれ、考えている内容やレベルにそれほど差があるわけではないんだけど、こういうアウトプットを着実にやる、やれるっていうのは強いなあ。見習わないと。