Variation on a Silence―リサイクル工場の現代美術

http://variations.jp/


2005年5月13日〜29日、リーテム東京工場(大森)

反転し、変奏されるノイズ――
「Variations on a Silence――リサイクル工場の現代芸術」は、東京湾の人工島に立地する完成したばかりのリサイクル工場という希有な空間に、国内外で注目を集める6組のアーティストたちが介入するこれまでにないアート・プロジェクトです。
操業開始を待つ工場、しかも対岸には羽田空港が位置し飛行機が頭上をかすめて行き来するという、通常の美術館とは懸け離れたランドスケープサウンドスケープのただなかで、その強烈な物理的・社会的環境とアーティストたちの創り出す作品とが干渉し、多様に響き合います。環境に内在しつつ、環境をリミックスし、再構成し、再び環境へと挿入すること。このリサイクルとフィードバックのプロセスによって、日常的な風景にノイズが混じり、ノイズは耳をそばだてるべきものへと反転し、そして様々に変奏されていくことでしょう。


あー、こりゃおもろい。操業開始前の工場という時点でかなりぐっと来ますな。ヒルズでの東京クロッシング、そしてバスハウスでも以前見たポル・マロがもう1回見たいので行かねば。


追記:
予想通り、非常に面白い展覧会になっておりました。建築物の外観はなんだか狙いすぎている感じがしていまいちピンときませんでしたが、展覧会としては優秀。あとは実際に操業が始まってから、巨大な重機たちが動くさまを見に行きたいなあ、社会科見学したいなあ、と思ったのでした。
そろそろ終わってしまいますが、ちょこっとでも興味のある方、いっておいて損はないですよ。オススメ。