MoMA ニューヨーク近代美術館展「モダンってなに?」

http://www.mori.art.museum/contents/moma/



2004年4月28日〜8月1日、森美術館53階。

「モダンってなに?」は、ニューヨーク近代美術館(The Museum of Modern Art, 以下MoMA)コレクションから250点以上の絵画、写真、映画、デザイン、および建築作品を紹介する展覧会です。
19世紀末から現代にいたる近代アートの流れを一貫した説明でつづる本展は、美術館開館2年目の重要な展覧会といえます。
キュビスムシュールレアリスムを頂点とする芸術運動のヒエラルキーを確立した「近代アート」の考え方はその後、30年以上にわたる世界のアート、文化、政治、社会の激変によって重要性が薄れ、時流から外れたものとなりました。
現在、近代アートは現代と関わり合いのない歴史上の一思潮とみなされがちです。
そして「現代アート」という新しいカテゴリーに置き換えられようとしていますが、その関係は明白ではありません。
本展は過去と現在の新たな物語を作るべく、「近代」と「現代」の関係を探ります。19世紀末から「近代」という言葉には多様な意味が含まれてきましたが、美術史上ではこのことが無視されてきました。森美術館ではアート、デザイン、建築のカギになる作品を紹介しながら、120年前の美術や文化が今日の我々にとっても同じように大切であること、そこには連綿と続く根源的な要素があることを示します。


大型の企画展を連発する美術館が至近にあるということの幸せ。今回は王道中の王道、MoMAです。
ハピネス展と同様に4部構成。「初源から」「純粋さを求めて」「日常性の中で」「変化に向かって」。

共同企画者ならびに当館館長のデヴィッド・エリオットは、次のように述べています。 「このような展覧会は長い間試みられませんでした。我々の時代のアート、建築、デザインに見られる創造性は、単に時代の一部ではなく、世界全体を包含する現象であることを示すことができるでしょう。」


期待しとります。